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訪問診療という診察方法

木曜日, 2月 19th, 2015

訪問診療は、医師等の医療者が、病院などの医療機関に通院することが困難な患者の自宅に出向いて医療を行うこと、または老人施設などを訪問して医療を行うことを言います。少子高齢社会が問題となっている今、往診診療はとても重要なものになってきています。患者にとっては通院せずに自宅で医療を受けることができるので負担も掛からず、症状が重い場合が多いので家族などの付き添いも要らないこと等で便利でもある医療方法です。
在宅医療には訪問診療が往診とがありますが、訪問診療は定期的な在宅医療のことで、往診とは病院に行くことができない急変時や患者の家族等の要望で不定期に行う在宅医療のことを言います。通常、急変時には救急車を呼びますが、医師が同行していないので往診ではありません。訪問診療も往診両方共に在宅医療ですが、まとめて簡単に述べますと、訪問診療は定期的在宅医療、往診は不定期的在宅医療ということになります。また在宅で介護を要する在宅介護がありますが、あらかじめ介護保険の適用申請を行っていなければなりません。在宅医療では病状によって医師と患者及び家族との間で医療方針が決められます。場合によって医師のほかに、定期的・計画的な訪問により患者の主に医療的な処置・ケアを行う訪問看護士や歯科医師による訪問歯科診療、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などによる訪問リハビリテーションが行われる場合もあります。なお、在宅医療では、一般的に入院して医療を受けるよりは医療費の金額が安いことが多い一方、病院などの外来に通う場合よりも高くなります。